音楽でのクリシェとは?使い方と有名な曲をご紹介

作曲

皆さん、作曲において”クリシェ”という技法を知っていますか?今回はクリシェとは何なのか?そしてその使い方や有名な曲をご紹介したいと思います。

音楽でのクリシェとは?

音楽でいうところのクリシェとは、コードの構成音が半音ずつ、もしくは全音ずつ上がり下がりする技法です。

ベース音が変化していくものはベース・クリシェ、それ以外の構成音が変化していくものはライン・クリシェと呼ばれることもあります。

曲中、アクセント的に使用することで何とも言えないドラマチックな演出をすることが可能です!

クリシェの使い方

とりあえず難しいことは置いといて、曲中でどうやってクリシェが使えるかの例をいくつかあげますね。

ライン・クリシェのよくある使い方

  • Ⅰ⇒ⅠM7⇒Ⅰ7⇒Ⅰ6【ディグリーネーム】
  • C⇒CM7⇒C7⇒C6【Kye=C】

  • Ⅰ⇒Ⅰaug⇒Ⅰ6⇒Ⅰ7【ディグリーネーム】
  • C⇒Caug⇒C6⇒C7【Kye=C】

  • Ⅵm⇒ⅥnM7⇒Ⅵm7⇒Ⅵm6【ディグリーネーム】
  • Am⇒AmM7⇒Am7⇒Am6【Kye=C】

こちらの形は、ダイアトニックコードのⅠ度Ⅱ度Ⅵ度でよく使用されます。

ベース・クリシェのよくある使い方

ベース・クリシェは、分数コードなどを利用してベースラインを変化させていくことが多いです。

  • Ⅰ⇒ⅠM7/Ⅶ⇒Ⅰm7/Ⅶ♭⇒Ⅰ6/Ⅵ【ディグリーネーム】
  • C⇒CM7/B⇒Cm7/B♭⇒C6/B【Kye=C】
  • Ⅵm⇒ⅥmM7/Ⅴ#⇒Ⅵm7/Ⅴ⇒Ⅵm6/Ⅳ#【ディグリーネーム】
  • Am⇒AmM7/G#⇒Am7/G⇒Am6/F#【Kye=C】

そしてもう一つ。厳密にいうとクリシェではないのですが、個人的に好きなクリシェっぽいやつ。ベース音が半音ずつ上がるパターンです。

  • Ⅴ7⇒Ⅴ#dim⇒Ⅵm【ディグリーネーム】
  • G7⇒G#dim⇒Am【Kye=C】

ちょっとづつテンションは上がっていくけど、上がり切ったところでそのまま落ち着く感じが好きです。

クリシェが使われている参考の名曲

それでは最後に、クリシェが使われている名曲をご紹介して終わりにしますね。他にもこんな曲あるよーっていうのあったら、コメント欄にでもお願いしますー

カブトムシ / aiko

サビの最後の四小節のところ。

歌舞伎町の女王 / 椎名林檎

最初のイントロのところ。

Michelle / The Beatlse

これもイントロのところ

Something / The Beatles

Aメロの出だし

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