今回はDTMerのために、難しい話は抜きにしてお洒落なコードと、作曲の中でどうやってそのコードを使うかをお話をします。
とはいえ、基本的なコードの知識があると自由度が格段に上がるので、基本のダイアトニックコードや度数表記がわからない人はまずこちらをご覧ください。
ちなみに自分用メモも含めて書いているので、このページは随時更新予定です。てことでいってみましょう!
DTMerのためのテンションコードなどお洒落なコードの使い方
【7】セブンス
セブンスコードはもっとも有名なテンションコードですね。
コード進行の中では、とりあえず全部のコードをセブンス系にして大丈夫。ブルースとかジャズっぽい雰囲気が出ます。
- ⅠM7・Ⅱm7・Ⅲm7・ⅣM7・Ⅴ7・Ⅵm・7Ⅶm7♭5【ディグリーネーム】
- CM7・Dm7・Em7・FM7・G7・Am7・Bm7♭5【Key=C】
【add9】アドナインス
基本となる3和音のコードに単純に9度の音を足したものもです。オシャレ。構成音的には4音。ダイアトニックコードの1度2度4度5度6度をそのまま変更して使えます。
- Ⅰdd9・Ⅱadd9・Ⅳadd9・Ⅴadd9・Ⅵadd9【ディグリーネーム】
- Cadd9・Dadd9・Fadd9・Gadd9・Aadd9【Key=C】
【9】ナインス
先程の7th系のコードに9度の音を足したものです。構成音的に5音。複雑な音。こちらもadd9と同じようにダイアトニックコードの1度2度4度5度6度をそのまま変更して使えます。
- Ⅰ9・Ⅱ9・Ⅳ9・Ⅴ9・Ⅵ9【ディグリーネーム】
- C9・D9・F9・G9・A9【Key=C】
【sus4】サスフォー
基本の3和音のコードの、3度の音を4度に変更したものです。
まぁ、とりあえずダイアトニックコードをもとにコード進行の中でどう使うかの例を挙げますので、コード自体がわからない場合は調べてみてください。すぐ出てきます。
- Ⅰsus4⇒ⅠM
- Csus4⇒C
- Ⅱsus4⇒Ⅱm or ⅡM
- Dsus4⇒Dm or D
- Ⅴsus4⇒Ⅴ
- Gsus4⇒G
このように、ダイアトニックコードに落ち着く前のアクセントとして使われることが多いです。
【dim】ディミニッシュ
かなり不安定感のあるコードです。ドミナントセブンスコードをそのコードのルート音を半分あげたdimコードで代理として使うことができます。例えば、G7の代わりにG#Dimといた感じです。こちらは覚えやすいですね。
そしてもう一つ、パッシングディミニッシュという使い方があります。ダイアトニックコード上の連続するコードとコードのつなぎに使う感じです。クリシェみたいな。
よくある例
- Ⅴ7⇒Ⅴ#dim⇒Ⅵm
- G7⇒G#dim⇒Am
- Ⅰ⇒Ⅰ#Dim⇒Ⅱm
- C⇒C#dim⇒Dm
他にはトニックに落ち着くときに寄り道する感じの使い方もあります。
- Ⅴ⇒Ⅰ#dim⇒C
- G⇒C#dim⇒C
【aug】オーギュメント
メジャーコードの5度を半音上げたコードで、ダイアトニックコードのⅠのコードで使われることが多いみたいです。
トニックのみのコード進行に動きを持たせたいときや、クリシェの進行の一部として使われます。
- Ⅰ⇒Ⅰaug⇒Ⅰ・・・(トニックに変化を付ける)
- C⇒Caug⇒C・・・
- Ⅰ⇒Ⅰaug⇒Ⅳ(5度の音がクリシェになっている)
- C⇒Caug⇒F
単純な使い方としては、ドミナントコードをaugにすることができます。Key=Cの場合の例えばGのコードをGaugに変更する感じです。
【6】シックス
トライアドコード(基本の三和音のコード)に6度の音を足したものです。先ほどのaugコードと一緒にクリシェ的な使い方が多いみたいです。
- Ⅰ⇒Ⅰaug⇒Ⅰ6⇒Ⅰ7(構成音がクリシェになっていく)
- C⇒Caug⇒C6⇒C7
他には、m7(マイナーセブン)のコードを6に置き換えたり、Ⅶm7♭5をⅡm6に置き換えて使ったりします。
DTMerのためのテンションコードなどお洒落なコードまとめ
とりあえず、理論は置いといての作曲の中での使い方です。コードブックとかあるとそのまま使うことができると思うので、安いものでも一冊手元に置いておくと便利ですよ!
ここでご紹介した以外にも、様々なお洒落コードがあります。多分このページを更新していく感じになると思うので、ブックマークとかなんかにメモとかしておいてくださいませ~
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