今回は基本のコード進行のパターンということで、作曲の時などにループできる進行パターンをいくつかご紹介していきます。
コード進行のパターン
コード進行のパターンを紹介します。
- ディグリーネーム
- Key=C
となっています。
451進行
- Ⅳ・Ⅴ・Ⅰ
- F・G・C
作曲者がよく使っていたコード進行。とりあえずこれをループしながら曲を作ってみて、そのあとコードのブラアッシュアップをしていく。
456進行
- Ⅳ・Ⅴ・Ⅵm
- F・G・Am
上の進行のトニックをマイナーコードにしたパターン。ロックっぽくなる。
4561進行
- Ⅳ・Ⅴ・Ⅵm・Ⅰ
- F・G・Am・C
さらに後ろのトニックを変化。より落ち着く感じに。マイナー⇒メジャーになることで気分的な変化も表現できる。逆(4516)もしかり。
4563進行
- Ⅳ・Ⅴ・Ⅵm・Ⅲm
- F・G・Am・Em
最後のトニックに3度を持ってきたもの。マイナーで終わることで、クールさが出る。
1564進行(レット・イット・ビー進行)
- Ⅰ・Ⅴ・Ⅵm・Ⅳ
- C・G・Am・F
洋楽でよく使われるコード進行。名前の通り、ビートルズのLet It Beで有名。
6415進行
- Ⅵm・Ⅳ・Ⅰ・Ⅴ
- Am・F・ C・G
レットイットビー進行をⅠ度から始めたもの。このように、どのコード進行からでも始めることができる。
他には4156もよく使われる。
王道進行
- Ⅳ・Ⅴ・Ⅲm・Ⅵm
- F・G・Em・Am
世界中でよく使われる。 ザ・王道。王道には王道の良さがある!
小室進行
- Ⅵm・Ⅳ・Ⅴ・Ⅰ
- Am・F・G・C
小室が多用。J-Popでよく使われる。
Just The Two of Us 進行
- ⅣM7・Ⅲ7・Ⅵm7・I7
- FM7・E7・Am7・C7
日本では、椎名林檎の丸の内サディスティックで有名なコード進行。オシャレ。ジャズっぽい雰囲気。
実はこれは省略されているバージョンで、
- ⅣM7・Ⅲ7・Ⅵm7・Ⅴm7・I7
- FM7・E7・Ⅵm7・C7・Gm7・C7
というのが基本形。Gm7⇒C7⇒FM7の動きがツーファイブワンになる。
カノン進行
- Ⅰ・Ⅴ・Ⅵm・Ⅲm・Ⅳ・Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ
- C・G・Am・Em・F・C・F・G
パッヘルベルのカノンに使われていてけっこう有名なコード進行。
1625進行
- Ⅰ・Ⅵm・Ⅱm・Ⅴ
- C・Am・Dm・G
ジャズでよく使われる。”ツーファイブワン”の動きが入っている。
ブルース進行
|Ⅰ7|Ⅳ7|Ⅰ7|Ⅰ7| (|C7|F7|C7|C7|)
|Ⅳ7|Ⅳ7|Ⅰ7|Ⅰ7| (|F7|F7|C7|C7|)
|Ⅴ7|Ⅳ7|Ⅰ7|Ⅴ7| (|G7|F7|C7|G7|)
ブルースの定番。12小節でひとまとまりとし、これをループしてアドリブで遊ぶ。
コード自体にブルーノートがふくまれているので、ダイアトニックスケール外の音を使ってメロディを作る練習にも使える。
コード進行のアレンジ
とりあえずコード進行を12個ご紹介しました。これらをループで流しながらメロディを作ってみましょう。
メロディを付けた後は、そのままのコード進行で行ってもいいですが、別のコード進行に変化していくのもありです。
456進行で適当にメロディを付けてみたものです↑
これのコード進行をちょっと変えるだけでもこんなに違いが出ます。↓
内容的には、シンコペーションを取り入れて、後ろのほうに”E7″をセカンダリードミナントとして取り入れただけです。
詳しいコード進行のアレンジの方法はこちらの記事を参考にどうぞ。
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