レイヤーで音を重ねるコツ

DTM

今回は、EDMでよく使われるテクニックの一つ”レイヤー”についてお話していきます。

音楽でいうところのレイヤーとは?

レイヤーとは”重ねる”という意味で、オーケストラでいうところのユニゾンみたいなものです。

例えばEDMではよく、コード演奏を2つ以上の音色で重ねることで、音に厚みを持たせて理想の音に近づけたりします。

EDM以外でも、ドラムの音を重ねてアタックを強くしたり、音に厚みを持たせたりすることがありますね。

よく使われるレイヤーの構成

とりあえず難しいことは置いておいて、よく使われるレイヤーの構成を把握しておきましょう。これを知っておくだけでも、レイヤーの方向性を決めて理想の音に近づけていくことができるでしょう。

リードのレイヤー構成

  • リード1:センター
  • リード2:ワイド
  • リード3:ユニゾン

リードをレイヤーするときは、空間と音色を意識します。

まずはセンターに主となる音を置きます。そして空間の配置を気にして横に広がりを持たせたり、ユニゾンで音色を理想に近づけましょう。

コードのレイヤー構成

  • ピアノなど
  • シンセ1:プラック
  • シンセ2:パッド

コードのレイヤーは、ピアノなどをもとに、アタック感(アタック・ディケイ)をプラック系で、音の広がりや伸びの雰囲気(サスティン)をPAD系を使って表現していくことが多いです。

ベースのレイヤー構成

  • メイン
  • サブ:低音

EDMではベースのレイヤーはおなじみです。メインベースとは別にサブベースという低音を加えることで、曲に重さを加えます。

サブベースは50Hz前後の音域となるので、イヤホンや一般的なスピーカーでは聞き取りお肉いですが、設備がいい環境で流した時に一目瞭然です。クラブなどで重低音を響かせたリズムはダンスに欠かせません。

もうちょっと音域の高いところ(メインよりも上)に、レイヤーすることで、質感を出すこともあります。

キックのレイヤー構成

  • トップ:アタック
  • メイン
  • サブ :低音

キックのレイヤー方法も考え方的にはベースと同じです。メインとなるサウンドにアタック感や質感をレイヤーしたり、サブをレイヤーすることで重さを調整します。

レイヤーするときのコツ

あまり多くのトラックをレイヤーしすぎると、それぞれの個性を打ち消してしまって、ぼやっとしたサウンドになってしまたり、ごちゃごちゃして何がしたかわからなくなってしまいます。

一つのパートで、3~4くらいの音色のレイヤーで表現できるようにしてみましょう。

その時、まずはベースとなる音色を決め、それにどのような効果を与えていくかを意識するといいでしょう。基音に倍音で装飾していったり基音をフォローしていくという考え方です。

もうちょっとわかりやすいように具体例をいくつか出してみます。

【例1:シンセのコード演奏をもっと派手な音にしたい】

アタック音や、倍音を加えることで、抜け感と音の輪郭をはっきり出すことができます。

例えば、PAD系の音をもととして使っているときに、アタック感の強いPluck系の音を足すなどです。

【例2:ピアノのリードにベル音をレイヤーしてキラキラさせたい】

この場合はベルの”倍音”の音できらきらしたした感じを出したい。というのが理由の一つに上げられます。

ただベル音をレイヤーしただけだと、ピアノとベルの基音が合わさって、中域がごちゃごちゃした感じになってしまいます。この場合、思い切ってベルの中域以降をエコライザーでローカットすることで、いい感じにレイヤーができます。

【例3:ドラムの音を太くしたい】

生音のドラムをメインに低音を足したいのですが、もともと低音の音域は音をかぶらせるとこもったりしやすいです。

なので、メインとなる生音のドラムの低音部分をカットし、レイヤーするドラムは元のドラムと音域がかぶらないようにエコライザーで調整します。

こうすることで音域をすみ分けて、いい感じのドラム音を作ることができます。

そもそもの手段として、元のドラムのピッチを下げるだけでも重心の低い音は作れるので、レイヤーをしなくてもいい場合もあります。

レイヤーで音を重ねるコツまとめ

いかがでしたか?

レイヤーする場合は、どのような効果を狙っているかを具体的に考え、必要なもの・不必要なものをしっかり分けましょう。

基音を置いて、倍音にはどのような効果・イメージを探しているのか、それぞれの音のすみわけ、だけれど一体感は大切にする・・・ここら辺を考えながら音作り楽しんでみてください♪

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