DTM環境があれば、1曲をまるまる細部までコピーすることが可能ですが、その環境がない人にとってはなかなか難しいところがあります。
今回はDTMに限らず、ギターだったりピアノだったりアナログ環境で作曲しようとしている人が、耳コピする上でのコツや、作曲に生かすためのポイントをまとめていきます。
作曲初心者が耳コピする上でのポイント
曲を構成するものは主に
- メロディ
- コード
- リズム
この3つです。
コード進行とメロディの関係、メロディーとドラムなどのリズムの関係。これらを分析しながら耳コピすることで、作曲に生きてきます。
曲を完コピしようとするのではなく、たとえばギター1本と歌でコード感とリズム感を表現できるようにコピーしてみると面白いです。
ピアノの場合は左手でベースを、右手でコードを・・・なんてこともできますしね!
作曲初心者のための耳コピのやり方
初心者が耳コピするときの流れと、それぞれのポイントをかいておきます。
- メロディを耳コピする
- ベースを耳コピする
- コードを耳コピする
メロディを耳コピする
メロディは一番聞き取りやすいと思います。なのでまずはメロディをコピーしましょう!メロディーを鼻歌とかハミングで歌いながら音を探すとわかりやすいです。
ある程度でもメロディをコピーできたら、その曲のキーを判別できます。キーがわかることで、その曲で使われている音がわかるので、キーの判別まで行いましょう!
ベースを耳コピする
次はベースの音をコピーしてみてください。
ベース音はヒトの耳には聞き取りにくいところもありますが、キーがわかっているので、ある程度の目安はつけられると思います。
ちなみにベースはコード感とリズムを作っています。音符の長さや給付などリズム感にも注目してみてください。
ベースの音がコピーできたら、それはコードのルート音です。これで基本的なコードもわかりますね!
⇒ダイアトニック・スケールとダイアトニック・コードで作曲/ダイアトニックスケールとダイアトニックコード
コードを耳コピする
ベースから基本的なコードがわかったら、さらに制度を上げていきます。セブンスやナインスなどのテンションの音を拾っていきましょう!
目安としては、そのコードが鳴っているところの、一番高い音がテンションの音である場合が多いです。
装飾音にテンションを含めて、全体でテンションコードの雰囲気を作っている場合もあります。
作曲初心者のための耳コピからのアレンジ方法
アナログ環境で耳コピをして演奏する場合、バンドだったら何とかなるのですが、一人だとすべてを再現できませんよね。
そこで重要なのが、足していくことが難しいので”引いていく”という考え方です。
例えば、サビが一番盛り上がるので、それ以外のところを引いていきます。ギター1本で表現する場合、Aメロをアルペジオ、Bメロをブリッジミュート、サビでジャカジャカバッキングというふうに。
この時に休符を入れたりしてリズム感も出せるようになるとクオリティが上がります。
いろんな曲をコピーして、それを楽器一つ(+歌)で表現できるようになると、これから先の作曲の雰囲気作りにも大いに役に立ってきます。
曲を作ってみることも大切
作曲初心者向けの記事ということで、このページを見ている人は作曲をしてみたいと思っているはず。
コピーばっかりしていても実際に曲を作ってみないことにはいつまでも曲はできません。
簡単にコード演奏とメロディくらいだったらスマホでも打ち込んだり録音したりできるので、実際に曲を作ってツイッターなどにアップしてみましょう!
ちなみに僕は昔、コード進行と歌詞をノートに書いて作曲してました。たまに整理してるときに昔作った曲が出てくることがありますが、メロディをメモってなくても意外と覚えてるものです。
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