最近オーケストラの勉強をしているので、自分用メモも兼ねて、オーケストラで使われる楽器と、実際のオーケストラでの配置などの編成をまとめますね。
オーケストラとは
オーケストラとは一般的には管弦楽と訳されます。
古くは古代ギリシャで、合唱や踊り、劇などを盛り上げるBGMとして存在していました。
やがてその演奏自体が表現方法と独立して、古典派時代(1750年~1827年頃)に、F.J ハイドンによって、現在のオーケストラの原型である、2管編成が確立されたのです。
オーケストラで使われる基本の楽器と編成
オーケストラの編成は、主に木管楽器を軸にそのほかの楽器の数を調整していきます。”2管編成”とは、木管楽器がそれぞれ2本ずつということです。
時と場合、予算などによって編成は変わることも多いですが、基本となるロマン派型のレギュラー編成をご紹介します。
【木管楽器】
- フルート・・・2人
- オーボエ・・・2人
- クラリネット・・・2人
- ファゴット・・・2人
編成の基準となる楽器群です。木管楽器の人数が増えれば、それを基準として金管楽器などほかの楽器の編成人数も増えます。
木管楽器について詳しくはこちら
【金管楽器】
- ホルン・・・4人
- トランペット・・・2人
- トロンボーン・・・2人
- バス・トロンボーン・・・1人
- チューバ・・・1人
ホルンは木管楽器との橋渡し役で、高音パート2人・低音パート×2人 とされることが多いです。
バス・トロンボーンとチューバは、セットで考えられることが多いようです。
金管楽器について詳しくはこちら
【弦楽器】
- 第1バイオリン・・・14人(12)
- 第2バイオリン・・・12人(10)
- ヴィオラ・・・10人(8)
- チェロ・・・8人(6)
- コントラバス・・・6人(4)
()内は”12型”と呼ばれるちょっと小さめの編成人数です。
弦楽器について詳しくはこちら
【打楽器・その他】
ティンパニをはじめとする打楽器群やハープ・ピアノなどは、オーケストラにおいて常に使われるわけではありません。
必要に応じて編成の中に入れられたり、ピアノ交響曲などそれ専用の曲で主役をはるような形です。
打楽器などについて詳しくはこちら
実際のオーケストラで配置
配置も時と場合によって変わりますが、基本的にはこんな感じの配置です。
金管楽器は音が大きいので奥のほうに配置され、向かって左側から高音を得意とする楽器が並べられます。
ピアノなどの鍵盤楽器が使われる場合は、バイオリンの後ろに配置されることが多いそうです。
オーケストラを勉強するにあたって
今回は基本の楽器軍とそれぞれの編成や配置などさわりだけですが、詳しくはおいおい別記事で追加していきますね。
ちなみに参考としているのは「楽器の重ね方がイチからわかる! 実践! やさしく学べる オーケストラアレンジ」という本です。
DTM用にPANの振り方や、各楽器の音域なども詳しく書いてあるのでわかりやすいです。
他にも、YouTubeもいろいろ見ていますが、実際のオーケストラの演奏を”見ながら”聞くのがめちゃくちゃ勉強になります。
最近は、アニメの音楽やゲーム音楽などのオーケストラ演奏の映像もあったりするので、気になるものから見てみると面白いですよ♪
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