今回はピアノの弾き語りで宅録するのに必要な機材についてお話しますー。前提条件として、ピアノとパソコンはあるものとして説明していきますね。
ピアノ弾き語りでの宅録に必要な機材
DTMでピアノの弾き語りをする場合、電子ピアノかグランドピアノなどのケーブル接続ができないものかで若干必要な機材が変わってきます。
電子ピアノでの弾きたりで宅録に必要な機材
- ボーカル用マイク&ケーブル&マイクスタンド
- ピアノの接続ケーブル
- オーディオインターフェイス
- DAW
【ボーカル用マイク&ケーブル&マイクスタンド】
マイクには大きく2種類あります。コンデンサーマイクか、ダイナミックマイクです。
違いを簡単に言うと、コンデンサーマイクは広く音を拾いますが、ダイナミックマイクは一定方向からの音を大きく拾います。
なので、コンデンサーマイクだと弾き語り中のピアノの音もボーカルと一緒に拾ってしまい、のちの調整が難しくなってしまいます。
DAWで調整する前提ですが、できるだけボーカルだけを録音したい場合は、ダイナミックマイクのほうを使いましょう。おすすめは↓僕も使用しています。
TIPS:プロのレコーディング環境では、コンデンサーマイクのほうが使われています。その理由は、防音設備がよく、オケはヘッドホンで流して、ボーカルだけを収録することができるからです。宅録の場合、環境音を遮断することができないうえ、部屋の反響なども録音を邪魔します。特に引き語りの録音だと、バック演奏の音も一緒に拾ってしまうので、多くの場合ダイナミックマイクのほうが適しているでしょう。宅録でコンデンサーマイクを使いたい人は、電子ピアノから音は響かせずに、ヘッドホンを通してモニタリングしましょう。
【ピアノの接続ケーブル】
後述するオーディオインターフェイスに接続するためのケーブルです。電子ピアノの種類によって異なることもありますが、たいていの場合ギターと同じケーブルを使用できます。
もしくはステレオケーブルでも接続できるので、好きなほうを使いましょう。
基本的に値段が高いほうが音がいいですが、ぶっちゃけやすくてもあまり気になりません。なのでえらぶときは、接続できるかと、ケーブルの長さに注意しておけば大丈夫です。
【オーディオインターフェイス】
オーディオインターフェイスとは、音をデジタルに変換する機材です。
オーディオインターフェイス本体やドライバーがしょぼかったら、録音時に変なノイズが入ったり、動作が不安定になってしまうので、それなりのものをそろえておいたほうがいいです。
人気もあり動作が安定しているのはStinberg URシリーズです。DAWも人気の高いCubase の無料バージョンがWin/macそれぞれ用についています。
ちなみに、UR22mkIIなどの数字の部分は、入出力のジャックの数です。UR22は入出力それぞれ2本、UR44は入出力それぞれ4本となります。
ピアノの弾き語りの場合は、同時録音で2本あればいいのでUR22で大丈夫です。必要なら44なども検討してみましょう。
【DAW】
DAWとは、パソコンで音楽を編集するためのアプリケーションです。録音、音量バランスの調整、エフェクトたし、ミキシングマスタリングなどを行います。
Cubaseが人気があり、僕もCubaseを利用しています。先ほどご紹介したオーディオインターフェイスに無料のCubaseがついてくるので、最初はそれでいい大丈夫です。
ただ、ピッチ調整など、録音したものの素材自体をいじる場合はちょっと難しいので、必要に応じて有料のものが欲しいかもです。
グランドピアノなど生音での宅録に必要な機材
基本は電子ピアノと一緒ですが、グランドピアノなどケーブル接続ができない場合は、ピアノ用にマイクを1本追加する必要があります。マイク自体は、宅録の場合ダイナミックマイクで大丈夫だと思います。多分。
マイクを置く場所によって、ボーカルの声も大きく入ってしまうので気を付けましょう。
何なら、伴奏と歌を分けて撮ったほうがいいかもです。
ものすごく手軽に宅録するなら
スマホ用コンデンサーマイク1本とスマホでも可能。ただ、ピアノとボーカルを分けてないので、それぞれの音量調節はできません。録音段階でバランスをとる必要があります。
音質は知らん。スマホ用無料DAWはこちら。
どうしてもプロ現場と同じ機材で録音したいなら
録音スタジオに行きましょう。
「家にプロ設備がほしいんだ!」という場合は、防音部屋を作り、DTMでエコライザーでの調整で周波数の違いまで聞き分けれるようになったら考えてもいいかなってレベルです。
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