無料のマルチバンドコンプ”OTT”のインストール方法と使い方

DTM

OTTとは

OTTは、マルチバンドコンプレッサーといって、周波数帯ごとにコンプレッサーをかけることができるエフェクターです。

有名なシンセサイザーSERUMを開発している、Xfer Recordsが作ったものです。もちろんSERUMにも入っています。

ほかのシンセサイザーでも利用できるように配布してくれるなんてありがたいですね!

OTTのダウンロード&インストールのやり方

それではOTTをインストールしていきましょう。手順は↓

  1. ダウンロード
  2. インストール

OTTのダウンロード

まずは公式サイトにアクセスしてOTTをダウンロードしてください。

https://xferrecords.com/freeware/

Macの人は赤で囲ってあるやつの上のやつですね。

”Install_xfer_OTT.exe”というやつをダウンロードです。

ちなみにその下の”DeltaModulator”は、ビットクラッシャー系のエフェクター。今回はこれ以上触れませんが、他にもいろいろ面白そうなエフェクターがあります。

OTTのインストール

ダウンロードしたexeファイルをクリックしてインストールを進めます。

あとはほかのアプリケーションと同じように進んでいくだけですが、途中で選択肢が出るところがあります。↓

どのバージョンをインストールするかの選択です。自分のDAWの環境のものを選択しましょう。わからなければ全部インストールしておけば間違いないです。

無料のマルチバンドコンプOTTの使い方

マルチバンドコンプレッサーは、バストラックやマスタートラックなど複数のトラックをまとめたトラックへ使用するのが一般的です。

OTTはEDM系でよく使われていますが、例えばVITALで作ったコードトラックにさしたりなど、音作りのインサートエフェクターとして各トラックへ使用する人も多いです。

とりあえずこれしておけばいい

OTTは、他のエフェクターと同じように、インサートエフェクトとして挿入します。

OTTを見てみるといろいろとつまみがありますが、とりあえずインサートエフェクトとして挿入して、一番左上にあるつまみの”Depth”というところを調節してみましょう。

それだけでサウンドがずっと豪華になると思います。

OTTの使い方

それではより踏み込んだOTTの使い方を見てみましょう。先ほどご紹介した使い方がエフェクター的な使い方で、ここからはマルチコンプレッサーの使い方的な感じです。

基本的にはコンプレッサーと同じような設定の仕方なので、コンプレッサーの使い方がわからない人はこちらの記事を先に確認しておいてください。

DTM初心者のためのコンプレッサーの使いかた

  • Depth・・・コンプレッサーのかけ具合。Mixのようなもの。%が高いと強くかかる。
  • time・・・リリースタイム。規定値(スレッショルド)から外れた後、どれだけ継続してコンプレッサーをかけるか。
  • In Gain・・・OTT”に”音を送るときの音量調節
  • Out Gain・・・OTT”から”音を出すときの音量調節。
  • パラメーター画面(青で囲ってるところ)・・・スレッショルド。コンプレッサーをかける規定値の設定。クリックしながら左右に移動で調整できる。
  • 右側のつまみ(緑で囲ってるところ)・・・簡易的なエコライザー。
  • Upwd%・・・規定値(スレッショルド)より下がった時、どの程度音量を上げるかの設定。
  • Dnwd%・・・規定値(スレッショルド)を超えたとき、どの程度音量を圧縮するかの設定。

In GainとOut Gainは2つでセットだと思っておきましょう。

In Gainの数値を大きくすると、コンプをかける前の音量が上がるので、より全体的に圧縮することになります。その後Out Gainで最終的な音量を決める感じです。

無料のマルチバンドコンプOTTの使い方まとめ

いかがでしょうか?マルチコンプレッサーとしての入門としても使いやすいし、サウンドメイクの時の仕上げ用エフェクターとしても使いやすいプラグインです。

特にシンセサイザーでの音作りの時に、インサイドエフェクトとして使うとサウンドが劇的にいい感じになるのでお勧めです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました