オーケストラで使われる打楽器・鍵盤楽器・ハープなどの特徴

作曲

オーケストラで使われる打楽器・鍵盤楽器・ハープなど

【打楽器】

  • ティンパニ
  • グラン・カッサ(バスドラム)
  • タンブーロ(スネアドラム)
  • シンバル
  • グロッケンシュピール(鉄琴)
  • シロフォン(木琴)

【その他】

  • チェレスタ
  • ピアノ
  • ハープ

*音域の表示は、C3を真ん中のドとしてます。

ティンパニ

音程が取れる太鼓です。複数個おいて演奏します。

サイズによってチューニングできる音程が決まっています。よく使われるサイズはこんな感じです↓

  • 23インチ・・・C2~A♭2
  • 26インチ・・・A1~F2
  • 29インチ・・・F1~D♭2
  • 32インチ・・・D1~B♭1

グラン・カッサ(バスドラム)

いわゆるバスドラ。グラン・カッサはイタリア語で大太鼓です。

J-Popなどでは常にキックペダルでふみ続けますが、オーケストラではバチで瞬間的に爆発させるように使うくらいです。

タンブーロ(スネアドラム)

いわゆるスネア。

こちらもグラン・カッサ同様、オーケストラでは使う場面が限られています。

シンバル

こちらもオーケストラではアクセント的に使われます。J-Popでもそんな感じですけど。

グロッケンシュピール(鉄琴)

鉄琴です。実音はG5~C7ととても高いです。

木管楽器や金管楽器のメロディーと一緒にユニゾンで演奏することで、音に真を入れるような効果があります。

ただ、メロデイー全部をユニゾンで演奏するとしつこい場合もあるので、その時はメロディーのポイントポイントで使ってみましょう。

シロフォン(木琴)

鉄琴と比べると、余韻が少なく硬い感じの音がするシロフォン。音域は楽器のサイズによって変わってきます。実音はF3~C7です。

似たような楽器にマリンバというものがあり、こちらは長い共鳴管がついているので、シロフォンより柔らかい音がして、余韻も長くのこります。

チェレスタ

ピアノのような見た目ですが、音が鳴る仕組みは鉄琴に近いです。実音はC3~C7。

鉄琴より丸みを帯びた音がします。

ピアノみたいな楽器で鉄琴みたいな音がしているものがチェレスタです。ミステリアスな雰囲気が出てますね。

ピアノ

ピアノがオーケストラでは脇役とされる理由は、調律の難しさです。

基本的にオーケストラで音を合わせる時は、気温や湿気の影響で音程が変わりやすいオーボエが基準になるのですが、ピアノは調律が難しいので、ピアノが入る曲はピアノに合わせる必要があるのです。

オーケストラ自体では脇役といっても、ピアノが入る曲では主役を張ることが多いです。そういった曲のジャンルをピアノ協奏曲といいます。

ハープ

ハープは構造上半音階が苦手です。

足元にペダルがあり、それを使うことで音程を変えることができますが、1つのペダルはオクターブもふくめてすべての同じ音の弦に作用します。

ペダルを操作することで♭・♮・♯と音程を変えることができます。

ハープの特徴的な技として、”グリッサンド”が有名です。

オーケストラでの打楽器などの使いかたのコツ

オーケストラの中で、打楽器は頻繁に使われるわけではなく、その時その時でインパクトやアクセントとして使われます。

楽器数の多いオーケストラなので、ハーモニーを奏でることに意識を向け、打楽器軍は思い切って休ませる勇気も必要です。

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