”打ち込みで”Lo-Fi HipHopの作り方

作曲

Lo-Fi HipHopとは?

Lo-FiとはHi-Fiの逆で、音質が低かったりすることです。

Lo-Fi HipHopの多くは、昔のジャズやソウルなどをサンプリングして、それによれたビートをのせることで作られています。

ChillHopとも呼ばれ、その名の通り、ゆったりとリラックスできる音楽になっています。

Lo-Fi HipHopの構成

基本的にLo-Fi HipHopはジャズやソウル、R&Bなどをサンプリングしてそれらを組み合わせて作られています。

なので今回は、それらをサンプリングする代わりに自分でフレーズを打ち込んでパーツを作っていく感じになります。ジャズっぽい要素をそれぞれに組み込んでいけばOKです。

  • ドラム
  • コード
  • リード
  • ベース
  • Lo-Fi
  • ノイズや環境音

ドラム

Hip Hop感、Cill感をここで出します。

音色がいいものよりは若干つぶれた感じの音源を使うことで古き良き音色を再現し、Kickなどを3連符系ではねさせることでHip Hop感が出ます。

エコライザーでガッツリつぶしちゃってもOK。

コード

ジャズっぽいコード進行をもとに作る。”M7”や”m7”などのテンションコードを入れるとそれっぽくなります。

リード

メロディーをだらだらと打ち込むよりも、ジャズセッションをしているところを想像しながらリードのフレーズを作るといい感じになります。

使う楽器もジャズっぽいものにしましょう。

ジャズっぽい楽器の例↓

  • ピアノ
  • ギター
  • サックス
  • ・・・など

ギターのスライドイン、スライドアウトみたいな感じでグレースノートを入れていくといい感じになります。

ベース

ウッドベースの音源があるならよりLo-Fi 感は出ますが、まぁ、何でもいいです。ゴーストノートを入れてリズムにアクセントを入れましょう。

リードに対して合いの手を入れるようにベースメロディも入れれるといい感じ。

Lo-Fi

簡単に言ってしまえば音質を悪くする作業です(笑)これが”Lo”-Fi 。

プラグインを使ってしまいましょう!

レコードの質感を出すことができるvinylというプラグインが無料であります。

vinylのダウンロードはここから

サイドチェインもかけれるとよりLo-Fi が出ます。

ノイズや環境音

雨の音や町の音、海の音などの環境音、レコードのノイズ音などを入れればLo-Fi HipHopの完成です。

YouTubeのオーディオライブラリにもいろいろ環境音ありますので使わせてもらいましょう!

Lo-Fi HipHopをつくってみる

では実際にLo-Fi HipHopを作っていきます。いつも通り曲を作りながら記事をかいていきますね。今回使うDAWはCubaseで!

イメージは夕方の海辺です!

【流れ】

  1. コードを作る
  2. ドラムを入れる
  3. ベースを入れる(仮)
  4. リードを入れる
  5. 編曲
  6. ミックス/マスタリング

とりあえずこのながれでいってみましょう!もちろん皆さん作りやすい順番で作っていってOKですよ♪

コードを作る

7th系のコード入れておけばジャズっぽくなります。

まだ迷っているのですが、ジャズのオーソドックスなコード進行のツー・ファイブ・ワンで行くか、J-POPでよくある4536進行に7thつけたもので行くか・・・・

両方入れたんでとりあえずこのまま進んでみましょう。

Cubaseの場合はコードトラックが使えるので、うまく使っていくと作業が楽になります。

コードトラックの使い方はこちら⇒【Cubase10.5】コードトラックを使って簡単にコードを入れる方法

最初の塊がツー・ファイブ・ワン、次の塊が4536進行

ドラムを作る

次はドラムを作ります。サンプルは使わないとか言いながらループ音源を使おうとしてた(笑)今回は打ち込んでいきます!

もちろん状況に応じて、使っているDAWやプラグインにいい感じの音源があるならそれ使てもらって大丈夫です。

Cubaseの場合はメディアの中にいろいろよさそうなループ音源がありますよ。

僕は今回はGroove AGENT SE5の中のドラムを使ってみます。

キック、スネア、ハイハットに分けて打ち込んでみましょう。先に一緒に打ち込んで、あとから分けるのもOKです。

今回はこんな感じ。16ビートでハイハット。キックとスネアで普遍的なリズムを演出してみました。

普段ならここからクォンタイズをかけますが、Lo-Fi Hip Hopはカチカチにしないのも魅力の一つなのであえてこのままでいきます。ゆるくいきましょう。

コードはもはやくっつけてもいいかな?と思い始めました。

コードトラックをONにしたままドラムの録音しちゃったんで、余計な音はいってます。

ベースを入れる(仮)

ベースを入れます。仮なのでとりあえずコードトーンのベースをコピペしただけです。もちろんここである程度作っちゃってもOKですし、最後までこのまま行っちゃってもOK。

今回使った音は、HaLION SONIC SE3のDark Clickです。

ちなみにドラムに耐え切れなくなってクオンタイズかけてます(笑)キックをちょっとずらしてるのでゆるい感じ出るかと。ハイハットも強弱ついてますしね。

リードを入れる

とりあえずリードっぽいのを入れてみます。センスがないのはしょうがない。リズムもハイハットが16ビートだったのを8ビートにしてます。

さて、ここからどうしようか・・・

rappaとなっていますが、ピアノです。

編曲

ここで各楽器のリズムや、リードととのセッションぽい動きなどを作りこんでいきます。

まずは返しのメロディを付けてみました。最初にラッパ系の音で返しを付けて、後ろのほうでピアノにまとめてます。

次は海の音と人々の声を環境音としてぶっこんでみました。

ミックス/マスタリング

最後にミックスとマスタリングをするのですが、ここで”Lo-Fi”化です!

各トラックをエコライザーでガッツリ削り、ピアノやラッパなどの上物をグループトラックでまとめてそこにvinylをかけました。

そして環境音を入れたりなんやかんやして形にしたのがこれ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました