裏コードとは
裏コードとは、ドミナントコードの変わりとして使われる、♭Ⅱ7のことです。Key=CのダイアトニックでいうところのD♭7ですね。
例えば、|F・G| C |という流れがあった時に、GをD♭7に変えて|F・D♭7|C|とすることができます。
ドミナントセブンスとコードトーンが似ているため代用可能という感じです。なので概念的に説明すると、ドミナントセブンス⇒トニックの流れをふみます。
セカンダリードミナントにも使える
セカンダリードミナントの概念も、ドミナントセブン⇒トニックの流れでコード進行を作ることはご存じでしょうか?
詳しくはこちら⇒作曲初心者でも簡単に使えるセカンダリードミナント
つまり、セカンダリードミナントでも、裏コードを使用することができるということです。
例として、4536進行を変化して行ってみましょう。
Key=Cだと|F・G|Em・Am|ですね。
まずこれにセカンダリードミナントを適用します。するとこうなります。
|F・G|E7・Am|
これに裏コードを適用するとこうなります。
|F・G|B♭7・Am|
セカンダリードミナントとは、向かいたい先の主音をKeyとした場合のドミナントセブンスをもって来るものです。なので、ここに裏コードを入れると、Key=Aの時の裏コード、つまりB♭7が当てはまるというわけです。
これだけ聞くと違和感が大きいですが、普通の4536進行からつなげてみるとこんな感じです。
いい感じでアクセントになっていますね。
このように、曲中の一部分でアクセントとして使用するのが使いやすいです。
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