今回は、リード系のシンセサウンドで定番のものをいくつか作っていきます!
作るのは下記3つ
- エレクトリックな王道のシンセリード
- R&B系のシンセリード
- シンセブラス
今回も使っていくの無料のウェイブテーブルのソフトシンセ”VITAL”です。
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王道的なシンセリード のレシピ・作り方
まずはエレクトリックな感じで広く使える王道的なシンセリードのレシピです。
オシレーターを3つレイヤーして太さを作っています。
オシレーター1
オシレーター1の設定はこんな感じです。
波形はノコギリ波です。ボイシングを16、デチューンは10%。リードなのでより真ん中によっています。
LFO1を波形にアサインして、若干の揺れも作っています。広がり担当です。
サウンドの中の装飾的な立ち位置なので、他の波形にしてもニュアンスが変わって面白いです。
オシレーター2
オシレーター2はノコギリ波のまんまの波形で、ボイシングをちょっといじっただけです。オシレーター1よりもさらに真ん中に寄せています。
さらに、アドバンスドのタブで、ユニゾンブレンドとステレオを若干下げて、音の位置的にも真ん中にしています。
この音色の芯になる役割です。
オシレーター3
オシレーター3はあってもなくてもいいです。テクスチャー担当で、ユニゾンでぼかして金属音チックにしています。
こちらもアドバンスドタブで、スタックでオクターブ音を追加することで、さらにテクスチャー感を出しています。
合成
全部スイッチをONにして合成します。
オシレーター1が高音と空間の広がり担当なので、ハイパスにしたフィルターをかけていらないところを削っています。
右下のところは、なんて言ったらいいんだろう・・・スムーズさ?を出す感じです。スライド感とか。名称がわからない・・・・
”ALWAYS GLIDE”をオンにして、”GLIDE”のつまみをいじりながら音階を引いてみてください。違いがわかると思います。
内部エフェクト
内部エフェクトはこんな感じです。考え方的には、中域を上げて、芯を強くする感じですね。
ここら辺は好みでいいかと。
ビブラート
アドバンスタブで最後にビブラートの設定をします。
LFO2を画像のように設定します。これがビブラートの速さになります。
画像のように、①・②とアサインしていけば、ホイールでビブラートをかけることができるようになります。
実際に使うときは、オートメーションを使ってビブラートをかけたいときにかけていきましょう。
シンセブラスのレシピ・作り方
次はシンセブラスです。ラッパ系の音ですね。ブラス系は基本はノコギリ波です。
こちらもシンセリードでは王道的なサウンドですね。先ほどのものと同じような作り方です。
オシレーター1
オシレーター1は賑やかし担当です。
ユニゾンは先程と比べてちょっと控えめです。
オシレーター2
ノコギリ2のほうはさっきと同じで、芯となる音です。
アドバンスタブの”STEREO UNIZON”で真ん中よりにするのは一緒ですが、さらに”STACK”のところでオクターブの倍音を重ねて金属感を高めています。
オシレーター3
オシレーター3も先ほどと同じ考えで金属テクスチャーです。
今回は”Pink Noise”を使ってみました。
合成
各オシレーターの音量とエンベロープのバランスを取ります。
エフェクト
エフェクトは今回は3つだけです。
ディストーションで太さを出して、曲に合わせてディレイ・リバーブといった空間系のバランスを取りましょう。
R&B系シンセリードのレシピ・作り方
最後はサイン波を使ったシンセリードのレシピです!
サイン波は倍音を持たない丸い感じが特徴です。このサウンドも、その特徴を前面に押しだしたので、ヴォイシングは重ねずに”Basic Shapese”で1ボイスです。
アタックをちょっと下げて柔らかい印象を作っています。
右下のほうはさっきと同じ感じです。ポルタメントって言うのかな?
エフェクトはこんな感じ。ディレイとリバーブの空間系エフェクトのみ使用してます。
これで完成です。
R&Bなどのジャズチックなものにあいますよ♪
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