EDMはシンセだったり、音ネタだっりで何かとお金がかかりそうな印象ですが、無料のものでも使いやすいものがあります。
今回は無料のDAW、Cakewalk by BandLabを使ってEDM系の音楽を作ってみたいと思います。
Cakewalk by BandLab のことを知りたい人はこちら
パソコンやオーディオインターフェイスなど、まだDTMの環境がそろっていない人はこちらの記事も参考にしてください。ハード面はさすがに無料とはいきませんが、最低限必要なものと安くておすすめものをまとめています。
無料でEDMを作るために必要なものをそろえる
まずはシンセサイザーや音ネタなどEDMに欠かせないものをそろえていきましょう!
主に必要なものはここら辺です。
- シンセサイザー
- サンプル系素材
- ドラムサンプラー
無料のシンセサイザー
シンセサイザーはVITALというウェーブ系のシンセが無料で使えますのでそちらを使いましょう!僕も初めてVITALでシンセサイザーを使ったのですが、見た目でわかるので初心者でも使いやすいです。
⇒フリーシンセサイザー”VITAL”のダウンロード&インストールの仕方【無料プラグイン】
無料のサンプル系素材
EDM系で使えそうなサンプルも無料で手に入れることができます。
cymatics というサイトで、お試し的にいろいろなサンプル素材をジャンル別に無料で配布してくれています。
EDMを作るとき、ほとんどの音はシンセサイザーで作れますし、サンプラーを使っての加工も可能なのでまずは無料のもので十分です。
無料のドラムサンプラー
サンプラーも無料で使いやすいものがあります。
Speedrum Liteというものが無料で配布されていて、シンプルですが使い勝手がいいです。
こちらにまとめていますのでどうぞ。
⇒無料のサンプラーと音源でオリジナルのドラムキットを作ろう!
無料で基本的なEDMを作ってみる!
ここからは実際に操作しながらみていきます!無料シンセサイザーのVITALやサイドチェインのかけ方とかも、簡単にですが説明しながらいきますので是非ご覧ください~
*スマホだとドラムの音しか聞こえないので、イヤホン推奨です。
- Kickを入れる
- コードを入れる
- コードにサイドチェインをかける
- ベースを入れる
- サブベースも入れる
BPM=140、Key=Cで行きますねー
Kickを入れる
とりあえずKick入れときます。4つ打ちです。
今回はせっかくなので、リズム系は無料のサンプラーとサンプル音源を使っていきます。サンプラーは Speedrum Liteで、音源は cymatics からダウンロードしたものです。
インストゥルメントから挿入できます。
コードを入れる
次はコードを入れます。全部白玉で大丈夫です。コード進行はとりあえず、EDM系でよく使われる6415進行で行きましょう。Key=Cの場合はAm⇒F⇒C⇒Gです。
てことでVAITALでの音作りを見てみましょう。
オシレーター1はボイスの数を12にして、デチューンを真ん中に寄せています。
オシレーター2はピッチをオクターブ上げて、ボイスの数を12、若干音量を抑えています。両方とも波形はノコギリ波です。
最後にフィルターを両方にかけて終了です。
コードにサイドチェインをかける
コードの音を揺らす方法はいくつかありますが、今回はサイドチェインで揺らします。
キックに合わせて揺らしたいので、信号はキックから拾ってきましょう!
Cakewalk by BandLab でのサイドチェインの使い方はこちら
⇒Cakewalk By BandLabでのサイドチェインの使いかた
コードパッドをうねらせるための別の方法としては、VAITALでLFOをフィルターやLEVELにアサインして揺らしても面白いですよ!
ベースを入れる
ベースを入れます。シンプルにコードのルート音をそのまま入れ込みました。
ベース音はVAITALで作っています。
単純にサイン波でヴォイシングは1つだけです。アタックをちょっとだけ弱めています。
サブベースも入れる
そしてサブベースも入れます。
とりあえずサブベースの音だけ↓
サブベースは最低音の音ですね。先ほどのベースをコピーして持ってきて、それを1オクターブ下げるだけです。
音色的には、先ほどのベース音をもとに、フィルターでカットオフをかけて、ディストーションで太くしています。
全部合わせたのがこんな感じ。
低音が太くなったのがわかりますかね??
とりあえずEDMの基本としては以上です。
これにリードを入れたり、コードの音色を増やしたりして抑揚をつけていくと、EDMが1曲出来上がります。
まずは同じようにやってみて、オリジナルのリードを入れるだけでも”オリジナルのEDM”になりますよ♪
無料でビルドアップも作ってみる
ついでにビルドアップもつくてみましょう!
ビルドアップの詳しい作り方はこちらの記事(ビルドアップの作り方とアレンジ方法)にまとめています。DAWこそCubaseを使用していますが、音作りなどは全て無料のサンプラーやVAITALです。
ということでここでは簡単に説明していきますね。
- ドラムロールを入れる
- ライザーを入れる
- インパクト音の追加と調整
ドラムロールを入れる
さっき作ったものに、スネアを足してオートメーションでピッチを上げてみました。
Cakewalk By BandLabでのオートメーションの使い方はこちら参照です
ライザーを入れる
さらにライザーとホワイトノイズを足します。
ビルドアップの作り方とアレンジ方法 に作り方はまとめていますが、Cakewalk By BandLabでの逆再生の仕方を説明していなかったのでここで説明しておきますね。
【プロセス⇒エフェクトの反転⇒リバース】からオーディオを逆再生できます。リバースがない場合、【プロセス⇒エフェクトの反転⇒オーディオFX】から反転できます!
インパクト音の追加と調整
最後にインパクト音や全体の調整をして終了です!
ちょっとリードっぽいものもつけてみました。
ここまでの操作が一通りできるように案ると、あとはボイシングやレイヤーで音を重ねたり、音色を変えたり、ドロップをつくったりすることで一曲作り上げることができます!
頑張ってくださいませ!
コメント