DTMやってみたい!と思っていざ始めようとしても、何からやっていいかわからない人は多いと思います。
そこで今回は、DTMはこれから始めようと思っている方のために、大まかなDTMの流れや必要な知識、そしてここから始めてみればいいよ!というのをまとめます。
DTMに必要なスキル
初心者さんがDTMを始めるためにそろえるべき機材はこちらの記事を参考にしてください。ボカロを始めたい人むけの記事ですが、DTMだけの場合この記事のボカロ以外の項目のものが必要です。
ここではDTMをやっていく中で身に着けるべきスキルについてお話しますね。
- 作曲スキル
- 編曲のスキル
- DAWのスキル
- 引き出しのストック
作曲スキル
DTM(Desktop Music)は、パソコンで曲を作っていく作業ですので、作曲のスキルが必要になります。
とはいっても、その性質上、初めのうちは難しいことはわからずとも感覚で曲を作っていくことも可能です。メロディとリズムを打ち込めば、とりあえずは曲として出来上がります。
ですが、思ったように曲を作ったり表現したりするには、やっぱり音楽理論の知識があったほうがいいですね。スケールやコード理論のことです。
ここら辺の知識を持っておくと、表現したいことを形にするときの作業がぐっと早くなります。知識がないといろいろ試しながらやらないといけないので大変です。
編曲のスキル
編曲とは、簡単に言ってしまえば曲のアレンジです。
楽曲はメロディーに乗せるコードや、バック演奏、楽器の種類などで大きく印象が変わってきます。メジャーな音楽も、作曲をする人とそこにバック演奏を付ける人(編曲)は別の場合が多いです。
メロディを作って、それを彩っていく作業は編曲です。DTMは、作曲からマスタリングまで自分ですることになるので幅広く知識が必要になってきます。
まぁ、音楽理論だったり、使う楽器やサウンド、リフやコード進行など、自分の中の引き出しだったりです。
初心者の方はまずはメロディとコードの関係から勉強していくといいでしょう。
DAWのスキル
DAW(Digital Audio Workstation)とは、簡単に言うとDTM用のソフトのことです。
DAWも各社からいろんな種類のものが販売されています。日本ではCubaseというソフトが多くの人に使われているようです。最近多いのはLogic(MacのPC使ってる人)かな?
無料のソフトも多くありますし、オーディオインターフェイスやMIDIキーボードを購入するとバンドルとして無料でついてくることもあるので、まずは無料のものから使い始めてみましょう。
はじめてDTMをする人は音を出すだけでも一苦労するので、作曲やDTMの参考書とは別に、使うDAWの使い方専用の参考書を購入したほうがいいレベルです。(マジでわからんかった。)
引き出しのストック
DTMに必要なスキルとして最後に紹介するのは、”引き出しのストック”です。
極論、耳がよくて引き出しのストックをたくさん持っていれば音楽理論いらないんじゃないの?ってくらい重要。
引き出しのストックが多ければ、自分が表現したいことに近づけるときに、参考のものがすぐに出てくるので、ものすごく役に立ちます。そもそも0から作り出すってものすごく難しいです。
DTMの場合、コード進行やリズムを、使いまわしたりアレンジしたりすることが多いです。
たとえるなら、アニメの制作現場の打ち合わせの時に「あの映画のあんな感じの演出したい」「なるほどね!」って感じ。わかるかな?(笑)
ストックを増やしていくには、いろんな音楽を聴いたり、コピーしたりしてみましょう。コピーって言っても演奏するんじゃなく、DTMで起こしてみる練習です。
僕が昔やってたのは、好きなアーティストから始まって、その人が影響を受けたアーティストをさかのぼって聞いていくのやってました。いろんなジャンルの音楽を知れて楽しかったですよ。
DTMのながれ
- 構想
- 作詞・メロディ
- 編曲(コード進行・打ち込みや録音)
- MIX(ミキシング・ミックスダウン)
- マスタリング
DTMの流れは大まかにいうと上記の流れです。
曲の構成を考え、メインメロディを決め、それにアレンジを加えていって、各パートの音量などを調節し、最後に全体の音を調整する。
詳しくはまた別の記事でまとめていこうと思います。まずはこの流れだけでも知っておけば大丈夫でしょう。
DTM初心者は何から始める?
さて、ここまで予備知識で、ここからが本題です。DTM初心者は何から始めたらいいの?ってことですね。
DTMを始めたての人は、まずは下記3点をやってみてください。
- 曲作りの感覚を体験する
- 譜面を見てコピーしてみる
- 1曲作ってみる
もうちょっと詳しく説明します。
曲作りの感覚を体験する
まずはこのサイトを触ってみてください。↓↓
DTM用の機材もそろえる必要もなく、このサイト上でDTMの体験と基本的な勉強をすることができます。とくに登録もいらないし無料で最後まで使えます。
僕も実際触ってみたのですが、直感的でものすごくわかりやすかったです。
実際に自分でDTMをやっていくときにはここまで簡単ではありませんが、「こんな感じで曲作れるんだ」っていうのを体感できます。
譜面を見てコピーしてみる
体験した後は直感的に曲を作れるようになっていますが、まずはDAWの操作に慣れましょう。
いきなり曲を作ろうとしても、DAWになれていないと何をどうやって構成してけばいいのかわかりません。なので最初は曲のコピーをして、DAWの操作を把握ししたほうがいいです。
その時、耳コピじゃなくてもいいです。目的はDAWに慣れることなので、譜面を見てそれを打ち込み、DAW上で音をならしてみてください。1曲まるまるだと大変ですので、Aメロだけとかサビだけとかで大丈夫ですし、メローディだけ、コードだけって感じでも大丈夫です。
慣れてきたら、メロディ・コード・ベース・ドラムなどパート全体の打ち込みをしてみましょう!この4つのパートが打ち込めるようになれば曲を作れるようになったも同然です。
1曲作ってみる
コピーしてばっかりだといつまでたっても曲は作れません。ある程度慣れたらオリジナル曲の作成にも挑戦してみましょう!
この時もいきなり「1曲全部作る!」って感じでなく、15~30秒ほどのCMなどの曲を作ってみるくらいの気持ちで挑みましょう。メロディーだけでもいいです。
メロディーができたらコードを入れてみて、ベースを入れてドラムを付ければ”曲”になります。
コードとベースとドラムだけでもいいです。作曲初心者はコードにメロディ載せるほうがやりやすいかもです。
とにかく”レッツチャレンジ!”です!
”作りながら覚える 3日で作曲入門”は音楽理論も極力省いてあるので、作曲初心者どころか音楽初心者の人でもとっつきやすくお勧めですよ♪
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