ブルー・ノートとは
♭3、♭5、♭7の音のことです。
これらの音を含んだスケールをブルー・ノート・スケールといいます。Key=Cなら、ド・レ・♭ミ・ミ・ファ・♭ソ・ソ・ラ・♭シ・シ・ドって感じです。
ブルー・ノート の使い方のコツ
ブルーノートを使うときは、ギターでいうスライドのように、一瞬だけメロディの中に取り入れるのが、違和感なく初心者でもやりやすい方法です。
この時、隣の音に着地するように経過音として取り入れるといいです。
ギターを弾いている人は、ブルース進行などでの即興で、ペンタトニックスケールのアクセントに使ったことがある人は結構多いと思います。同じような感覚で使って大丈夫です。
ブルー・ノートを使うときコード進行はどうする?
ダイアトニックコードを普通に使う
ダイアトニックスケールで普通に使って大丈夫です。もちろんいつも通りコード進行を付けるように、他のメロディとコードトーンの響きも気にしましょう。
”ブルーノートを使ったから”と、特に構える必要はないってことですね。
曲自体をブルース進行で作ってみる
ブルーノートありきで曲を作ってしまうのも一つの手です。
ブルースやジャズの練習でよく使われる進行にブルース進行というものがあります。このコード進行をループさせながら、ブルーノートを意識してメロディにつかってみる練習をするのもありですね。
|Ⅰ7|Ⅳ7|Ⅰ7|Ⅰ7| (|C7|F7|C7|C7|)
|Ⅳ7|Ⅳ7|Ⅰ7|Ⅰ7| (|F7|F7|C7|C7|)
|Ⅴ7|Ⅳ7|Ⅰ7|Ⅴ7| (|G7|F7|C7|G7|)
()内はKey=Cの時のコードです。
C7にはシ♭・F7にはミ♭という感じで、このコード進行の自体にもブルーノートが含まれているので使いやすいかと。
テンションノートとして取り入れる
他には、G7#9などのようにテンションノートして取り入れることもできます。
ここら辺はほかのコードの知識も必要にあなってくるので、ちょっと難しいかもです。
メロディにブルーノートが使われている曲
ブルー・ノートはaikoの曲で結構な頻度で使われていますね。というか、ブルーノートに限らず、半音下げやクオーター下げを多用するアーティストとすら言われています。
例えば、『花火』。この曲の中でも、ブルーノートだけでなく、モーダルインターチェンジやらなんやら使われているのですが、とりあえずブルーノートの部分をご紹介しておきます。
なつのせいざにぶらさがってーうえからはなびをみおろーしてー
aiko 『花火』
のところの青文字全部ブルーノートです。
Key=Fなので、ラ♭がブルーノートです。♭3のブルーノートですね。コードはB♭が鳴っているので、ダイアトニックの4度をならしていることになります。
Key=Cにするとこんな感じ。↓
ミ♭がブルーノートです。
コード進行は |F|Em7:Am・G|なので、ディグリーネームに直すと |4|3:6・5| となり、ダイアトニックコードが使われていることがわかりやすいですね。
こんな感じで、aikoの曲はいたるところにダイアトニックスケール外の音がちりばめられているので、分析してみると面白いですよ♪
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