今回はハモリパートの作り方を解説していきます!
がっつり勉強しようとすると、和声学や対立法などとても難しいのですが、ちょっとしたコツや考え方を知っているだけで、作曲初心者でもすぐに使いこなせるようになります。
ハモリパートをうまく曲中に組み込めば、それだけで格段にクオリティがアップするのでやってみましょう!
ハモリパートの作り方を動画で確認
カウンターメロディー
カウンターメロディーとは、主旋律は違った動き方をするメロディーです。
一番わかりやすいのは、ギターやキーボード、トランペットなどのオブリのように、主旋律の動きが少ないところで、カウンターメロディーを動かすものです。

逆に主旋律が動いているとこでは、副旋律の動きは少なく、もしくは全くのお休みでもいいでしょう。

ちなみにメインメロディが動いているとこで、一緒に動くこともあります。
それがもう一つの重要な考え方であって、メインメロディーが上昇フレーズのときにはカウンターメロディは下降フレーズ、メインメロディが下降フレーズのときにはカウンターメロディーは上昇フレーズを意識してあげます。

このように、主旋律と対立的な動き方をするのがカウンターメロディーです。
ハモリ
”ハモリ”はカウンターメロディーとは逆に、メインメロディーと同じようなリズムの動き方をします。メインメロディーとの違いは音程ですね。

よく使われるのは3度ハモリや5度ハモリで、メインメロディーのフレーズから3度上、もしくは5度上のハモリです。
3度と5度を意識して使っておけば、曲の中で大きな違和感を感じることもそうそうないと思います。
慣れてくると、7度や9度といった、コードトーンを意識した使い方もできますが、この場合は違和感が大きくなてしまうことも多いので注意が必要です。
ユニゾン

最後に紹介するのはユニゾンです。メインメロディーと、リズムも音程もまたく同じ動きをするメロディです。
オーケストラだと、弦楽器と管楽器がユニゾンして音に厚みを持たせるなどの技法があります。
ウタモノの場合でも、ギターやキーボードがボーカルとユニゾンしたり、ボーカル同士でも今までハモっていたものの最後のキメところでユニゾンしたりなどの使い方があります。
こう聞くと”ここぞというキメのところ”で使うもののようにも感じますが、そうとも言い切れません。
例えば、コーラス含めた3人以上でそれぞれ違うメロディを歌っていた時、どれが主旋律かわかりにくい場合があります。そんな時はメインメロディーの人数を増やして目立たせたりするわけです。

以上ハモリパートの作り方でした!
やってみれば意外と簡単で、一気に曲が豪華になります。それぞれを組み合わせて素敵な楽曲をつくっていきましょう!


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