今回は、ファミコン風BGMを作る方法を解説していきます。いわゆるチップチューンサウンドですね。便利な無料プラグインなんかも紹介していますのでどうぞ!
まずは動画でファミコン風BGMの作り方を確認
- 00:18 DTM初心者にファミコンBGMがおすすめな理由
- 01:12 使える音の種類と役割
- 02:26 Magicl 8bit Plug のインストール方法
- 03:52 サウンドの作り方
- 06:05 サウンド種類との数値まとめ
- 06:31 実際にファミコン風BGMを作ってみる
- 10:00 DTM初心者におすすめのファミコンBGMとか動画
ファミコンのBGM作るときの制限
ファミコンのBGMを作るためには、ある制限があります。その制限というのが、同時に使用できる音数が4つまでということです。
ファミコン”風”のレトロな感じのBGMが作りたいというだけなら、そこまで細かくこだわらなくてもいいと思いますが、同時に使える音が4つまでという制限があることで、初心者にとっては逆に曲をつくりやすくなる側面もあるので挑戦してみていいでしょう。
1つ勘違いが起きやすいところが、1曲の中で使える音の種類が4つまでということではなく、あくまで”同時にならせる音”が4つまでなので、サウンドの種類は思ったよりも多く使えます。

ファミコン音源のサウンドの種類
ファミコンのサウンドは電子音で、シンセサイザーで簡単に再現可能です。
下記波形が使われます。
- パルス波
- 三角波
- ノイズ
それぞれの波形は主な使いどころが決まっているので、それも踏まえてみてみましょう。ちなみに、あくまで「こうやって使われることが多いよ」という感じなので、必ずしもその使い方に縛られる必要はありません。
パルス波

角ばった波形であるパルス波は、その中でも波形の比率により、12.5%、25%、50%(スクエア波)とわかれます。
ファミコンのBGMの中では、主にメロディで使われ、2種類同時に使用することができます。
三角波

名前の通りの三角波は、ベースやキック、タムとして主に使われ、同時に使用できるのは1つまでです。
ノイズ

ノイズはスネアやハイハットとして使用でき、これも同時使用は一つまでです。
ちなみにこれは三角波にも言えることなのですが、タムやキック、ハイハットなどの打撃音として使用する場合は、エンベロープやピッチベンドの調整が必要です。
無料のシンセサイザー、Vitalなどでもこういったサウンドを作ることができますが、実はてっとり速くチップチューンサウンドを演奏できる無料のプラグインがあります。
便利な無料プラグインMagicl 8bit Plug
Magicl 8bit Plugという無料プラグインを使えば、すぐにでもファミコン風BGMを作ることは可能です。
Magicl 8bit Plu⇒https://ymck.net/app/magical-8bit-plug
イントールがちょっとだけ手間ですが、その方法や使い方は動画で説明していますので、詳しくは動画をご覧ください。
打撃音系の設定の画像だけ確認用に貼っておきますね。

DTM初心者におすすめの参考曲
ファミコンのBGMは、音数が絞られてるからこそ、いろいろなテクニックが詰まっているうえ、初心者でも耳コピもしやすいです。
最後に、おすすめの参考曲をいくつかご紹介しておきますので、耳コピに挑戦してみましょう!
- マリオ
- ゼルダ
- カービー
- ポケモン
- ロックマン
ポケモンは初代のゲームボーイ版の赤・緑ですね。他もほとんどがファミコンやゲームボーイのものです。スーパーファミコン版も初期の方のものは4音構成ですが、次第に8音構成のものなども多くなってきますのでご注意を。
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