今回はベースサウンドを作っていきましょう!
シンセで作るベースサウンドの基本
いきなりですが、ベースサウンドに「これっ!」といった作り方はあんまりないみたいです。
例えば、実際の楽器を想像してもらうとわかりやすいのですが、ブラス系のベースパートは、その楽器類の音域が出るものが担当します。チューバとかファゴットですね。
バンドでいうベースも、弦楽器の低音楽器です。
つまり、シンセで作ったサウンドは多少の調整をすれば、どれもこれもベースサウンドとして使えるってわけですね。
ベースサウンド作りでのポイントは、フィルターでほしい音域の調整をすることです。特にサブベースをレイヤーする場合は、音域がかぶらないように調整しましょう。
とはいえEDM系では多種多様なベースサウンドが作られています。上記で述べたことを踏まえたうえで、いくつか特徴的なものを作ってみましょう!
エレクトリックなベースサウンドのレシピ・作り方
まずは、ノコギリ波を使ったシンプルなベースサウンドです。
設定のポイントは、LFOをフィルターにアサインしているのですが、MODEを”Loop Hold”にしてフィルターの動きを固定させることです。
アサイン量は-40くらい。この値が大きいほど癖が大きく出ます。
エフェクターはこんな感じ。
サブベースのレシピ・作り方
次はサブベースのサウンドの作り方です。
波形はサイン波オンリー。ディストーションとフィルターで調節します。
こちら、サブベース入りなのですが、一般的なスピーカーやヘッドホンだと聞こえないと思います・・・
なので、サブベースを入れたい人は、サブウーファーなどの低音がちゃんと鳴る環境をそろえて、サウンドの調整をしたほうがいいです。
ちなみに、見た目だけでサブベースの音量などの調節をする方法があります。簡単に言うと、スペクトラムアナライザーを使って波形を見ながら入れちゃうって方法です。
参考曲をスペクトラルアナライザーで見てみて、周波数で40前後ぐらいがガッツリ入っていたら、そこがサブベースの音域です。
まずは曲全体でバランスをとって、そのあとにサブベースを音量・ディストーション・フィルター・エコライザーで調整していましょう。
メインとなるベースとサブベースをすみ分けるのがコツです。
プラックベースサウンドのレシピ・作り方
まずはオシレーターの設定ですね。
オシレーター1は”classic Fade”のポジションを上まで上げたものです。
オシレーター2は質感を出すために2オクターブ上のノコギリ波を、6V重ねてデチューンを10%にしています。質感なので、レベルをガッツリ下げてますね。
エンベロープは、プラック音なのですぐに減衰する感じです。
次はフィルターの設定を見てみましょう。
オシレーター1・2両方ともフィルターを通して、エンベロープ2で動かしています。
アサイン量は70くらいです。このフィルターのかけ方でも大きくサウンドの感じが変わりますので、エンベロープの調整や、アサイン量などいろいろ試してみてください。
エフェクターはこんな感じ↓
このサウンドも、オシレーター1の波形を変えるだけで様々なサウンドを作ることができます。
曲にあった波形を探してみましょう!
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