まずはこちらを。
こちら全部フリーシンセサイザーのVITALで作った音です。これらの音の作り方を覚えておけば、これ単体で使うことももちろん、レイヤーするための音作りも思うように作れるようになります。
てことで、行ってみましょう!
ハイハットのレシピ・作り方
まずは一番簡単なハイハットの作り方から。
ハイハットは、White Noiseをハイパスフィルターに通して、エンベロープをものすごく短く設定したらできます。
エンベロープとフィルターの具合を変えれば、シンバルやクラッシュのようなサウンドも作ることができます。
エフェクターはこんな感じ。
今回はWhite Noiseを使用していますが、ノイズの種類を変えれば、他の材質のものをたたいているような音にすることもできます。
様々なサウンドメイクのときにテクスチャーや質感を与えるときに便利なので覚えておきましょう!
Kickの作り方・レシピ
次はキックです!
オシレーター
オシレーターはサイン波を選んで、ピッチをー36にします。これで、鍵盤でいうc3(真ん中のド)を引いたときにいい感じの高さになります。
そして、エンベロープ2をピッチにアサインして、アタックの瞬間の音域を調整します。画像を見てもらえればわかりますが、ほんと一瞬だけです。
フィルター
フィルターは”B/P/N”というのを選んで、Mixを下げます。
そこに画像のように設定したエンベロープ1をアサインしましょう。
エフェクト
エフェクターは、ディストーション・コンプレッサー(シングル)・エコライザーの3つです。
ディストーションのドライブにもエンベロープ1をアサインします。
調整のポイント
この時点で、C3をならしてみてきゅぴきゅぴ言っている場合は、エンベロープ2のアサイン量を下げるとそれが消えます。そこから調整をはじめましょう。
まず、鍵盤の弾く場所によって音の感じが変わります。低いところをならすと硬い感じに、高い鍵盤で鳴らすと、太くタムよりに聞こえます。
エンベロープ1とエンベロープ2でアタックをちょっとだけ遅くすると、こもった感じの音になるので、レイヤーして太くしたいときにいいかもです。
よりアタック感が欲しい場合は、エコライザーでハイのほうを上げるといいでしょう。
いずれにしても、曲やその時使っているドラムに合わせて、いい感じのバランスを探してみてください。
スネアの作り方・レシピ
最後はスネアです。
前半はC3、後半はD1をならしています。こちらもキーボードの鳴らす場所で結構音色が変わりますね。
作り方がちょっと複雑です。
基本の設定
ちょっと複雑なので、今回はLFOごとに分けて説明していきます。
まずはその前に基本の設定の確認です。
- オシレーター1は1オクターブ下げた三角波。
- オシレーター2は1オクターブ上げたサイン波です。
- ノイズはホワイトノイズで、スネアのシャラ~ンって感じを出します。
- フィルター1はオシレーター1を通します。
- フィルター2には、オシレーター1・ノイズ・フィルター1を通します。
とりあえずここから調整していきます。
LFO1
LFO1は、波形のレベルにアサインします。音量調節ですね。
エンベロープモードにして、フリケンシーを時間にしましょう。フリケンシーを音符にしてると、曲のBPMによって変わってしまうので。
secsを速くすると、中域が削れるので軽い音になります。
LFO2
LFO2はピッチの変化です。オシレーター1にだけアサインします。
アマウント量を上げすぎるとキュピキュピ言いますが、ここを調整することで出来上がった音の抜け感が変わってきます。
LF3
LFO3はその他の調整です。
ノイズにかけたLFOでシャラ~ン感の調整、フィルターにかけたLFOでキャラクター間の調整です。
エフェクター
エフェクターにもLFO3をかけて調整します。
ディストーションのDRIVEにかけたLFOでアタック感の調整、そしてコンプレッサーのMIXで全体の音量バランスを調整します。
シンセサイザーで作ったドラムサウンドの使い方
いかがでしたでしょうか?今回はちょっと複雑なものもありましたが、ドラムサウンドを作れるようになると、微調整ができるのでレイヤーの時などに重宝します。
レイヤーするときは、アタックが欲しいのか、」重心が低いものが欲しいのか、太さが欲しいのか・・・
ここら辺を考えて微調整すると、狙ったサウンドに近づけることができますよ!
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