今更ですが、ロックバンド使われがちな楽器のそれぞれの音域や特徴をまとめます。
現物を弾けばどこからどこまで音が出るかわかるのですが、打ち込みの場合、意外と音域把握してないなと思ったので。
ロックバンドで使われがちな楽器
- ギター
- ベース
- キーボード
- シンセサイザー
- ドラム
*真んのドをC3とします。
ギター
音域:E1~D5くらい
打ち込むよりも弾いたほうが速い楽器№1の楽器です。
ギターの種類自体も、アコースティックギター、ガットギター、エレキギターなどいろいろあるのですが、とりあえずは”ロックバンドで使われがちな楽器”ということで、6弦のエレキギターで話を進めていきましょう。
アンプやエフェクターを通して音色を変更できます。ロックの場合、オーバードライブなどでとりあえず歪ませておけばいいです。
弾き方としては、コードストローク、ミュート、カッティングあたりが表現できれば、バンドの演奏としては大丈夫かなって感じですね。
スライドやチョーキングも表現できれば、ギターソロを作りこむこともできます。
まぁ、弾いたほうが速い。
ベース
音域:E0~E3くらい
バンドの中では”リズムとコード感”を担っています。
ベースはギターと同じような見た目をしていますが、基本的に単音で鳴らす楽器なので打ち込みはそこまで難しくありません。
音符の長さに気を付けて、多少の強弱をつけるだけでも雰囲気が出ます。
DTMの打ち込みでは、ピックで弾くか指で弾くか、それと、チョッパーという技の表現ができれば大丈夫でしょう。
ちなみにウッドベースとはコントラバスのこと。
キーボード・シンセサイザー
鍵盤楽器。ピアノですね。
音域は見たまんま。どこからどこまでも出ます。
ちなみに、”キーボード”とは鍵盤のことで、”シンセサイザー”とは音作りの機械のことらしいです。なので、シンセサイザー(音作り)機能のないキーボードもあれば、鍵盤のついていないシンセサイザーもあります。
とはいえ最近は、キーボード=シンセサイザーと思っておいても大丈夫でしょう。
ドラム
打楽器ですね。
ドラムはある程度のパターンがあるので、それらを覚えておく(もしくは作っておく)と打ち込みの時楽です。
実際に打ち込むときはできれば、ドラムの各楽器も別トラックでわけて作るとミキシングの時楽です。
ロックバンドでの楽器の編成・重ね方
ロックバンドでの楽器の編成
編成は実際のロックバンドを見てみればわかりやすいですが、3ピースバンド~5人バンドくらいが一般的ですね。
3ピースバンドでも、CDとかになるとギターを重ね撮りしていることも多々あります。
ある程度の音の厚みも出て、ごちゃごちゃしすぎないバランスは↓こんな感じ↓でしょうか。
- ボーカル×1
- リード(ギターorシンセ)×1
- コード(ギターorシンセ)×1
- ベース×1
- ドラム×1
ロックバンドの場合、オーケストラと違ってアンプで音量の調節ができるので、それぞれの役割を重ねる必要はありません。もちろんねらってコードトーンを重ねることもあります。
楽器の数だけ歌う人の人数もあるので、歌のコーラスで音を厚くすることもできますね。
よりリアリティを求める場合は、ギターの音を打ち込むとき、実際の弦をイメージしながら6つまで同に鳴らすことができます。
シンセは左手・右手でそれぞれ1オクターブ前後のなかで音を重ねることができます。例えばCコードを弾くとき片手ではC2・E2・G2・C3が限界です。指の数的に両手合わせてMax10音行けますが、実際にその数の鍵盤を同時に鳴らすことはまずないでしょう。
なんなら、片手は音作りしながら弾いてることもあるくらいです。
ロックバンドでの音の重ね方
バンド曲を作る場合、ドラム・ベース・ボーカルの3つで曲として成立するくらいに作り上げます。
ギターとシンセサイザーは、弾く位置によって使う音域が変わるので、お互いに音域が足りないところにカバーするように入れば厚みを出しやすいです。
逆に使う音域を近づける、もしくはオクターブユニオンにして、リズムも同じように演奏することで、一体感や重さを表現するもの面白いですよ。
こちらの記事も参考にどうぞ。
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