作曲・編曲に便利なコンデンス・スコアという考え方

作曲

最近アレンジ力を高めるためにオーケストラの勉強をしていまして、その中でコンデンス・スコアという考え方を知りました。

この考え方を習得することで、作曲はもちろん、アレンジにも生かすことができそうです。

てことで今回は、自分の理解を深める目的も含めて、コンデンススコアの考え方や使いかたをまとめていきます。

コンデンス・スコアとは?

コンデンス・スコアとは、吹奏楽やオーケストラで使われる簡易的な楽譜(スコア)のことです。

全てのパートの指示を書いてあるものをフルスコアと呼びますが、それに対してコンデンス・スコアは5声楽前後でかかれています。

クラシック音楽の作曲家は、いきなりオーケストラ全部の楽器の音をそれぞれのパートで譜面に記していく人もいますが、これはいわゆる天才といわれるタイプです。

多くの人は、まずピアノでコンデンススコアを作り、そこからそれぞれの楽器にパートを割り振っていきます。

コンデンススコアの簡単な考え方

なじみのあるものでいえば、邦ロックなどのバンドスコアはフルスコア、それをピアノなどでの弾き語りにしてある楽譜はある種のコンデンススコアです。

ピアノの弾き語りのスコアをもとにオーケストレーションしてみるのも面白そうですね。

DTMとコンデンススコア

DTMでは、打ち込みの場合使う楽器を簡単に変更して音を確認できるので、コンデンススコアと相性がいいです。譜面に起こさなくても、ピアノロールビューで全体表示をすれば使っている音域を一目で確認できますし。

やってみればわかるのですが、ピアノひとつでメロディー・リズム感・ベース音・コードトーン・装飾音などすべてを一度表現することで、”詰め込みすぎてごちゃごちゃした感”を避けやすいです。

そこから各楽器に割り振っていきましょう。

こんな感じで5トラックくらいで作ってみて、それをあとから楽器を変更する。
ピアノで作ってみたやつ。
適当に楽器を変更して微調整したやつ。

こんな感じで、まずはピアノである程度作って、それを各楽器に変更します。

今回は”コード”というトラックで一つにまとめましたが、オーケストレーションの場合はさらにそこから各楽器に振り分けます。

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