スマホでボカロ曲を作る方法

ボカロ

iPadやiPhoneで結構前から専用のアプリケーションが出ているのでボカロ曲を作ることができましたが、最近ではアンドロイドでも似たようなアプリが出ています。

そこで改めて、アンドロイドとiosそれぞれでボカロ曲を作る環境を見ていきましょう。

iosとアンドロイドでのボカロ曲作りの違い

先に簡単にそれぞれの違いを言ってしまうと、iPadやiPhoneのiosではボカロ曲を作るのに有料のアプリが必要になりますが、アンドロイドだと無料でできます。

ただ、iosは初音ミクなどのちゃんとした”ボカロ”を使えるのに対して、アンドロイドの場合はUTAUのような、正式に言うとボカロではない人口合成音声で歌ってもらうことになります。

  • ios・・・有料だが”ボカロ”を使える
  • android・・・無料だが正確に言うとボカロではない

とはいえ、「アプリに歌ってもらって1曲作る」というコンセプトでいうと、どちらも問題なく行えます。

スマホでボカロ曲を作るために必要なもの

スマホでボカロ曲を作るときに必要なものは大きく次の2つです。

  • バックバンドを作るアプリ(DAW)
  • 歌ってもらうアプリ

それぞれ見ていきます。

Androidでボカロ曲を作るために必要なもの

バックバンドを作るアプリ

  • BandLab・・・無料
  • FL Studio mobile・・・1,199円
  • Cubasis:Audio Editor & Studio・・・3,880円

BandLabはすべての機能が無料で使えるDAWです。ただ個人的にはちょっとユーザーフェイスが使いにくい印象。

パソコンでのDAWに慣れている人は、ちょっとお金を払ってFL Studio mobileやCubasisのほうが使いやすいかもです。

どのアプリケーションでも、オーディオインターフェイスをつなげることはできます。

歌ってもらうアプリ

  • PaintVoice

厳密にいうとボカロではないのですが、ボカロと同じように打ち込んだら歌ってくれるアプリです。ボカロではありませんが、UTAUの音源は単独音音源は使えるものもあります。(重音テトなど)

音質にこだわらなければ、このアプリだけでバック演奏もつけることができる(DAWアプリがいらない)ので、まずはこのアプリを入れてみてお試し感覚で1曲作ってみてもいいと思います。

Androidだと2022年8月現在、初音ミクなどのボカロアプリはないみたいなので、アンドロイドでボカロっぽい曲を作るにはこのアプリを使うことになります。

PaintVoiceの使い方はこちら
PaintVoiceの使い方【1曲作ってみた】

iosでボカロ曲を作るために必要なもの

バックバンドを作るアプリ

  • ガレージバンド・・・無料
  • FL Studio mobile・・・1,720円
  • Cubasis 3・・・6,100円

iPhoneやiPadなどのiosの場合は、なんといってもガレージバンドが使いやすいです。音源も豊富にあり、初心者でも簡単なタップだけでバックバンドをつけることができます。

ただ、Midi出力ができなかったりといった欠点もあるので、もっといろいろやりたくなったらそのほかのDAWも。

最近はパソコンのDAWとの連動もできるようになってきているので、そちらも考えながら有料のアプリケーションも視野に入れていきましょう。

ぼく個人の話ですが、パソコンではメインでCubase サブで Cakewalk By BandLab、iPadではガレージバンドという組み合わせです。

もうそろそろiPadでもCubasisを購入しようかなと思うこともありますが、iPadでは曲のスケッチ程度で、作りこむときはパソコンを使っているので今のところ間に合ってる感じですね。

歌ってもらうアプリ

  • Mobile VOCALOID Editor+音源・・・4,800円+2,400円

初音ミクなどのボーカロイドを歌わせることができる、純正アプリケーションです。

”Mobile VOCALOID Editor”は歌ってもらうためのアプリなので、初音ミクなどの音源はアプリケーション内から別途購入する必要があります。

実は僕は初音ミクの曲を作るときは、だいたいiPadでこのアプリを使って作り、その音源をパソコンにもっていって演奏つけてます。そのくらい問題ないし、めちゃくちゃ使いやすいのが一番の理由です。

パソコンにもボーカロイドはいっていますが、そっちはほとんど使ってないくらいです。

値段もパソコン版と比べると破格です。おすすめ。

実際にiPadでボカロエディターとガレージバンドを使って曲をボカロ曲を作る手順はこちらにまとめてます。
iPadでボカロ曲をつくる!
参考にどうぞ。

スマホでボカロ曲を作るときにあったら便利なもの

さて、ボカロ曲をスマホで作るのに必要なものは以上のとおりですが、ここからはあればさらにはかどるものをご紹介していきます。

  • オーディオインターフェイス
  • Midiキーボード
  • いろいろなハブ

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスはがあると、音の遅れが小さくなったり、マイクやギターなどの楽器を接続したりできるのですが、最近ではスマホやタブレットにつなげることができるものもいろいろ出てきています。

タブレットと楽器、オーディオインターフェイスさえあれば、どこでもレコーディングスタジオになっちゃうので、自分で演奏する人にもかなり便利かと。

↑こちらはやすいので、とりあえずオーディオインターフェイスが欲しい人にはいいかもしれません。モノラル入力のみしかないのもちょっと残念。

↑対してこちらは、1万円ちょっとと安くはありませんが、マイク接続と楽器接続が同時に可能でパソコンへの接続もできます。ただ、アンドロイドには非対応っぽいです。

別途購入する必要はありますが、アダプターを指して電源をとることもできます。ステレオ入力可能で、このレベルのものがあればとりあえずは困らないかと。上位版に4本同時入力できるものもあります。

ただ、ループバックの機能ははついていないとのことなので、ついでにYouTubeなどのライブ配信を考えている人は要注意。

↑アンドロイドにも対応しているオーディオインターフェイス見つけました。ループバックの機能もついてます!

Midiキーボード

タブレットならまだましですが、スマホだと画面が小さくて打ち込み作業がとても大変です。それを楽にしてくれるのがMidiキーボード。なくてもボカロ曲を作ることはできますが、割と必須級です。

スマホに接続してMidiキーボードを弾けば、録音しながらの打ち込みが可能です。データは音声データではなく”打ち込みデータ”なので、後からリズムや音量などの調整が聞きます。

DAWのクオンタイズという機能を使えば、自動でリズム合わせてくれますし。

つまり、流ちょうにピアノが弾けなくても大丈夫ということです。

ただ、利用するアプリケーションによってはMidiキーボードに対応していないこともあるので、実際に使えるかどうかは先に調べておきましょう。

ちなみにMidiキーボードは、それ単体では音はなりませんが、パソコンやスマホなどに接続することで楽器としても使えます。

いろいろなハブ

外付け機器を接続するには、スマホやタブレットに接続できるハブも必要になりますのでご注意を。

曲作り初心者なら

最後に、曲作り初心者でどうしていいかわからない人のために、曲を作れるようになるためのコツをまとめた記事をご紹介しておきますね。

DTM初心者のための作曲のコツとステップアップ

コメント

タイトルとURLをコピーしました