オリジナルのボカロ曲を販売する方法と著作権

ボカロ

さてさて、アマチュアでもできるオリジナル曲の販売シリーズも今回で3回目です。

このサイトはDTM系のサイトなので、中にはボーカロイドに歌ってもらってオリジナル曲をつくっている人も多いと思います!

そこで気になるのは「ボカロを使った曲は販売できるのかどうか?」ですよね。ということで今回は著作権などのことも含めて、ボカロ曲を販売できるのかどうかについてお話していきます!

オリジナルのボカロ曲販売の著作権について

まず先に結論から言ってしまうと、CRYPTON製のボカロは制約を守れば問題なく販売できます。それ以外のボカロはものによりますが、Tune Coreで販売できる可能性があります。

例えば、UTAUなど有志が作っている音源は、その音源を作った人に著作権があるので、そのキャラクターによって著作権の管理者が違います。

もうちょっと詳しく見ていきましょう。

CRYPTON製のボカロをつかったオリジナル曲の販売について

クリプトン製のボーカロイド、例えば初音ミクなどは、ボカロが歌っていてもオリジナル曲としての販売が可能です。

ただし、ボーカロイドを前面に押し出してしまうとアウトです。

【アウトな例】

  • ”feat 初音ミク””ボカロ”などタイトルに表記
  • 歌:”初音ミク””ボカロ”などのクレジット表記(使用楽器説明の楽器としての表記はOK)
  • 映像のエンドロールにもダメ
  • ジャケット画像などに初音ミクを連想させるイラストなどの使用
  • もちろんMV販売の場合は出演させたらだめ
  • キャッチコピーなどに”初音ミク”などの表記
  • ボカロの音声だけのもの(たいていの場合は演奏もついていると思うので大丈夫かと)

考え方としては、あくまで楽器の一部として扱う感じですね。例えば僕(どんぐり)が初音ミクに歌ってもらった曲を販売するなら、”どんぐりの新曲”はOkですが”初音ミクの新曲”はNGってことです。説明文などもダメです。

これらを守れば初音ミクを使ったオリジナル曲でも販売OKです!もちろん楽曲自体の普通の著作権は気を付けてくださいね。

それ以外のボカロをつかったオリジナル曲の販売について

先ほども言ったように、UTAU用の音声ライブラリは、著作権の管理者が違うので、それぞれで確認する必要があります。

個別に確認してOKもらえば大丈夫です。(OKくれるかどうかは知らないけど)

それ以外にも、Tune Coreという楽曲販売サービスでは、特定のボカロの著作者とは契約を結んで販売可能となっています。

GUMI (Megpoid),神威がくぽ (がくっぽいど),Lily,CUL,MAYU,IA,蒼姫ラピス,結月ゆかり,猫村いろは, 氷山キヨテル,歌愛ユキ,miki, メルリ, kokone, 東北ズン子, Chika, VY1V3, VY2V3, Mew, VY1V4, CYBER DIVA, ZOLA PROJECT, 東北イタコ, 東北きりたん, 漆黒のめたん, 九州そら, 中国うさぎ, 大江戸ちゃんこ, 中部つるぎ, 関西しのび, 北海道めろん, 沖縄あわも, ずんだもん …and more!!

https://www.tunecore.co.jp/vocaloid?via=115&gclid=Cj0KCQjw4ImEBhDFARIsAGOTMj_kjjPMRLfAQWzKIUtFLP7MXf9tmd6zKt3jsGif2DuL6zHXTYqPO5AaAseeEALw_wcB

これらのTune Coreが契約を結んでいるボカロに関しては、全面的にボカロの名前を出したり、キャラクターを描いてジャケット画像を作っても大丈夫とのことです!

Tune Coreの記述はこちら

ボカロをつかったオリジナル曲の販売についてまとめ

  • CRYPTON製に関しては制約を守れば可能
  • それ以外のものは個別に確認する必要がある
  • Tune Coreでは契約を結んでいるボカロもある

以上!ボカロをつかったオリジナル曲の販売についてでした!

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